HVLSファン(大型シーリングファン)は決して安い買い物ではありません。導入後に期待できる効果を考えたとしても、やはり頻繁な買い替えはできないため、長期に渡り満足して使い続けられることがポイントとなります。
ここでは、HVLSファンの信頼性、とりわけ品質面にフォーカスを当てて解説。品質をどう見極めるべきかに加え、高品質な製品を提供するプレシード社の「SD-FAN」を紹介しています。暑さや結露対策などを考えている方は、HVLSファンの導入を検討してみませんか。
HVLSファンの製造国は、アメリカや中国、台湾、日本と大きく4つに分かれます。 1990年代後半にアメリカで発明されたのが最初ですが、アメリカ製品だから良い、逆に日本製だから良いということも一概には言えません。 大事なのは、日本の販売元が、機械系のメーカーかどうかという点です。機械メーカーであればHVLSファンをそのまま販売するのではなく改良でき、品質という面で他社製品よりも優れる可能性が高いです。
製造国と重なる部分もありますが、アメリカ製は比較的高く、中国製は比較的安いという傾向があります。価格相場は150~400万円で、ここには設置工事費も含まれています。 設置環境やスペックや耐用年数などでも費用は変わってくるでしょう。 品質が高いものだと費用が高いというわけでもないので、見極めが重要です。
HVLSファンに使われるモーターには、DCとACの2種類があります。DCモーターはACモーターに比べ、静音性が高いうえに省電力で大型という優位性を持っています。 また、機械の接触部を取り除いたDCブラシレスモーターが増えてきているので、寿命の長いシーリングファンが実現します。
品質を「保ち続ける」という意味でも保証内容もチェックしておきたい部分です。 HVLSファンにおいては、ブレード(羽根)、モーター、制御部それぞれに保証がついていることが多くなっています。それぞれ何年の保証がついているのかを、導入前にしっかり把握しておきましょう。
プレシードは、機械装置メーカーとしての技術力を活かし、制御装置を国内設計・国内製造した「SD-FAN」を提供しています。海外生産が多い中、大事な制御装置を国内製造にこだわることで、高い品質での提供を実現しました。また、全て国内製造にすると価格が高くなるため、あえてベースは台湾メーカーを採用してコストダウンを図っています。
「SD-FAN」は、高強度アルミニウム合金を使用しているので、従来製品と比べて約60%重量が軽くなっています。軽量化により設置費用の削減に成功。検討しやすい導入コストを実現しました。また、軽量化により消費電力を抑えたことで、ランニングコストも低減しています。SD-FANは年間の電気代がたった約43,000円で、これは1台につき1日あたりコーヒー1杯分相当の電気代で済む※ため、複数台の導入も検討しやすくなります。
「SD-FAN」は、制御装置に必要な部品は国内調達・国内組み立てをしているので、海外からの配送の手間と時間がかかりません。これは単にコスト削減のためではなく、導入後の迅速なサポート対応と安心をお届けできるようにという、お客様への想いが込められているからでもあります。SD-FANなら設置も設置後のトラブルも最短2週間で対応可能です。
「SD-FAN」は、エレクトロニクス大国とも呼ばれる台湾のメーカーであるAma Tech社の製品をベースにし、国内で制御装置を一から組み立てています。設計・調達・組立までを一貫して国内で行うことで、信頼性の高い製品を提供を可能にしています。より重要度の高い制御部分に関しては国産ですが、それ以外のパーツを海外製とすることでコストダウンを実現。国産の信頼性の高さ・台湾産のコストの安さのどちらをも兼ね備えています。
「SD-FAN」は高強度のアルミニウム合金を採用しているため、耐久性の問われる大型シーリングファンながらも、堅牢性を保ちつつ、軽量化を実現。これにより、施工時の人員が少なく済み設置コストの削減ができるだけではなく、消費電力の削減にも繋がります。イニシャルコスト・ランニングコストともに低減を図りたい方に、おすすめです。
「SD-FAN」は長く使い続けられるよう、業界最長クラスの長期保証を行っています。モーター部分は20年保証、ブレードやハブ、制御部品やコントローラーも10年保証を付けています。設置後は自動的に保証が付与されるため、異音が発生した際などは気軽にプレシードまで相談可能です。また、万が一トラブルが起こった際も、制御部品を国内で調達しているので、迅速なアフターサービスが受けられるでしょう。
Q.SDファンの出会いを教えてください。
出会いは偶然でした。科学的な設計で、良い製品だと思ったことがきっかけです。
実はファンを知らなかったのですが、SDファンはトラブルが少なそうな機械構造だと思いました。
モーターはギアレスかつブラシレスモーターで耐久性があるから、ほぼ永久的に回るでしょうし、羽は航空力学的に揚力を発生させるようになっています。
羽のなかには冷却用の空気がとおり、引っ張り出すようになる仕組み。 とてもおもしろいと思いました。
Q.実際に体感した風の印象はどうだったのでしょうか?
自然に近い風にびっくりしました。扇風機より大きいものだと思っていたのですが、全く違ってとてもさわやかな風が吹きます。
私の工場にもほしいと思ったと同時に、他にもほしいと思う中小企業はあるのではと思い、これを普及しようと考えました。
Q.SD-FANを導入するなかで、制御部のみ自社開発したのはなぜでしょうか?
部品が壊れたときに、我々が「サポートができない、すみません」というわけにはいきません。
天井についているファンにはぶつかることはないでしょうし、構造さえしっかりしていれば壊れることはないと思います。でも、制御盤は地上にあるのでフォークリフトが走ってぶつかったり、雨水が漏れて壊れる可能性もあるでしょう。
制御部のプログラムをしっかり理解して自分たちで改良しておけば、なにかおきたときには迅速に対応できます。
我々は部品の調達経路も持っておりますので、日本どこでも簡単に手に入れることができます。
Q.改良を重ねているかと思いますが、開発の時間はどれくらいかかりましたか?
自分の目を信じたとはいえ、SD-FANを自分の工場に半年ほどつけてみました。
その後は制御盤の中身、プログラムをどうするか試行錯誤しながら、まわしていきました。
いろいろ改良できるテーマはあります。
技術に終わりはないと思いますし、終わったと思ったら追い抜かれる世界です。 バージョンアップはこれからもあると思います。
Q.松本会長がとことん追求するのはなぜでしょうか?
わからないものを人に売るのは、私自身が納得できません。なぜこう設計したのかを考えることが癖になっていますね。
機械をずっと眺めて、なるほどと思ったとき、会ったこともない設計者と共感できる。これがエンジニアの醍醐味だと思っています。
だからこそ、誰もがわかってくれる設計をしたいし、人の設計もわかってやりたい。 それを考えるのがエンジニアとしておもしろいですね。
Q.最後にSD-FANを通して伝えたいことはございますか?
理解していただきたいのは、費用対効果もそうですが、非常にエネルギー効率が良いことです。
扇風機やエアコンと比べても、地球への負担が少なく環境に優しい。 私はこのシステム自体に惚れています。
本日はありがとうございました!
信頼性の高い「SD-FAN」なら、施設の課題や悩みを解決しつつ、安心したうえで使い続けられそうです。ここではHVLSファンの信頼性を見極めるポイントや、そのポイントをクリアしているプレシードの「SD-FAN」について簡単に説明しましたが、より詳細をご確認したい場合には、ぜひ公式HPをチェックしてみて下さい。