倉庫・工場内に住み着く鳥・鳩にお悩みの方も多いのではないでしょうか。ここでは、倉庫・工場に効果的な鳥害対策をまとめてご紹介します。
広い敷地と建物があり、鳥・鳩が住みつきやすい環境が整っている倉庫・工場。鳥が住み着くと、大切な商品や設備が汚れたり、壊されたりするかもしれません。特に鳩は、一旦住み着いてしまうと、なかなか離れない習性があります。
倉庫・工場を正常に稼働させるためには、倉庫・工場ならではの鳥害対策が不可欠です。 企業として、導入できる対策には何があるのでしょうか。
住み着いてしまった鳥を追い出すなら、専門業者に任せるのがおすすめです。しかし自力で解決するには、ノウハウや道具がない上、本来の業務以外の作業が発生するため、あまり効率的とは言えません。また、鳥の反撃に遭ってしまったり、高所の作業でケガを負ってしまったりするなど危険が伴います。 専門業者なら、鳥の知識・追い出し方のノウハウ・道具・経験をもとに、効果的に鳥を追い出してくれるでしょう。鳥によって方法が異なる場合や、自治体の許可が必要な場合でも、専門業者ならすべて解決してくれるので安心です。ただし、業者に依頼する場合は、対策内容に応じてそれなりの料金がかかります。
ホームセンターなどで販売されている防鳥ネットや鳥よけのジェル(忌避剤)などを使って追い出すのも一つの手段です。家庭向けではなく、工場や倉庫など産業用のグッズを購入するのがおすすめです。ただし、広い工場の高い天井付近に集まった・巣を作ってしまった鳥を追い出すのは難しい上、さまざまな場所に入り込んだ場合はその分の手間とコストがかかります。
HVLSファンは、工場・倉庫内の湿った空気を撹拌してくれるシーリングファンです。天井に設置した大型のプロペラが絶えず回転しているので、倉庫や工場などでの鳥害対策に有効です。配管が入り組んでいる・クレーンなどを設置しているために、天井面に対策用ネットを貼れない倉庫・工場内でも設置することが可能。大型設備なので、導入する際にはコストがかかりますが、電気代はフルで利用しても月々7000円程度と非常に低コストです。
倉庫・工場は天井が高く、鳥が出入りしやすい隙間や、日常的に見回りできない場所が多くあります。このため、巣をつくって住み着いてしまうことも少なくありません。 放っておくと個体数が増えて群が大きくなったり、糞尿被害が手に負えなくなってしまったりします。保管している商品に糞が付けば商品価値がなくなってしまいますし、製造工程で糞や羽根が製品に混入してしまうリスクもあります。気づかずに梱包・出荷してしまうと、納品先からのクレーム・返品・回収など大きな被害になりかねません。
また、鳩は感染症の原因となるウイルスや病原菌を運ぶので、倉庫や工場で働く労働者の健康被害を招く可能性があります。
倉庫・工場内の鳥害対策として、3つの方法をご紹介しました。もっとも手軽なのはグッズですが、効果が見込めない上、高所での作業は危険が伴います。また、一時的に追い出せても、鳥が慣れてしまえばまた復活してしまいます。すでに住み着いている場合は、専門業者に依頼して追い出してもらいましょう。確かなノウハウで、効果的に対処してくれます。
日頃の対策としておすすめなのは、手軽に設置できて省エネ性にも優れているシーリングファン(HVLSファン)です。広い工場・倉庫内でも空気を攪拌させ、鳥が住み着きづらい環境を作ってくれます。
HVLSファンとは、羽根を低速で回転させ、大容量の風を起こす大型ファンのことです。HVLSファン1台につき、およそバスケットコート2面分ものスペースの空気を循環させることが可能。鳥害対策だけでなく、熱中症対策や結露対策・カビ対策・錆対策・エネルギーコスト削減・寒さ対策・臭い対策・ガス対策などさまざまな効果も期待できます。しかも、消費電力はドライヤーと同じ程度。エアコンと併用することで空調効率を高め、さらに電力コストをカットすることも可能です。
他にもある、HVLSファンのさまざまなメリットを知りたい方はぜひこちらをチェックしてみて下さい。