こちらのページでは、オフィス施設での換気のポイントと、HVLSファンとオフィス施設の相性について紹介しています。施設の換気について検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
オフィス施設でしっかりと換気を行うためには、まずどのような換気施設が設置されているのかを確認することが大切です。換気設備がどこにあるのか、どのように換気が行われているのかをチェックしてみてください。
また、換気施設がしっかりとメンテナンスされているかどうかも確認しておきましょう。例えば換気口の清掃を怠っているとフィルターが汚れてしまい、換気効率が落ちてしまいます。効率的に換気を行うためにも、定期的にフィルターの清掃を行うことはポイントのひとつといえるでしょう。
換気設備を使用するだけではなく、窓や入口ドアを開けるとより効率的な換気を行うことができます。
窓やドアを開けて換気を行うときの目安は「1時間に10分程度」とされています。もちろん1時間経過するごとに10分間窓やドアを開けても良いのですが、30分に1回、5分程度換気を行う方が換気効果が大きくなるとされています。 このように、できるだけ換気の回数を多くすることがポイントとなりますので、窓やドアを開けての換気を習慣化するように心がけてみてください。
締め切った部屋や換気施設がしっかりと働いておらず、換気ができない場合には、汚染物質が室内に存在し続けたり、増加したままの状態になる可能性があります。特にオフィスロビーは多くの人が出入りする環境となっていることから、しっかりと換気を行って汚染物質を外に出す、薄めるといったことが必要になってきます。
また、サーバールームはその性質から熱処理を行うことが非常に大切になってきますが、換気を行うことで電子機器から廃熱される熱い空気をしっかりと逃がさないと機器の故障や短寿命化などにつながる可能性があります。
HVLSファン(大型シーリングファン)は、低速で回転しながら大量の風を発生させられるファンのこと。「HVLS」とは「High-Volume、Low Speed」の略です。
HVLSファンは大きな羽がゆっくりと回転して、空気を屋内全体に行き渡らせることを目的としています。この時に生まれた風に触れることで、体の表面から気化熱を奪って体感温度を下げたり、天井の方に集まってしまった暖かい空気をおろし、部屋の中を温めて快適な空間を作り上げるという特徴があります。
HVLSファンを導入することにより、例えば熱中症対策やカビ対策、寒さ対策、結露対策などさまざまな効果が期待できます。業務用エアコンのように直接風を送って涼しくしたり暖かくするものではなく、ファンを設置した空間全体の空気を循環さて体感温度を下げたり上げたりするものです。
快適なオフィス環境を実現するためには、オフィスの温度をしっかりと管理することが必要になってきますが、冷暖房設備を設置する場所によって温度にムラが生じてしまう場合があります。このような時、HVLSファンを設置・稼働させることによって室内の空気をしっかりと循環させられます。
このように、オフィス内にいる人にとって快適な空間を作り出せますし、余計に冷暖房設備を稼働させる必要がなくなるために省エネが期待できるという面もあります。
また、広いオフィス空間の場合にはいくら窓やドアを定期的にあけたとしてもどうしても部屋全体の換気が難しいこともあります。そのような環境でもHVLSファンで空気を循環させることで効率的な換気に繋げられるでしょう。
事例を見つけることはできませんでしたが、HVLSファンのメーカーのHPを見ると、オフィスロビー、サーバールームへの設置例が紹介されていました。
オフィス施設の換気に関するポイントと、HVLSファンとオフィス施設の相性などについて解説をしてきました。HVLSファンは、大きな羽をゆっくりと回転させて気流を生むことで多くのメリットをもたらします。さまざまな人が出入りし、広い空間となることも多いオフィス施設には、HVLSファンの設置が向いているといえるでしょう。
こちらのサイトでは、多彩なHVLSファンを紹介しています。ニーズ別におすすめのものを選択できるようにもなっていますので、ぜひ参考にしてみてください。