体育館において、換気は非常に大事な作業です。換気するのに相性が良い「HVLSファン」の特徴などをまとめてみました。
体育館はスポーツを行う場所ですが、その規模は各々で異なります。
市や学校などの体育館に関して言えば、授業での体育や部活動などで主に使用されています。バスケット部やバレーボール部、バドミントン部などたくさんの生徒が使っており、休日も試合などで利用されています。
大規模な体育館になると、試合が行われたときに観戦する席が設置されているところもあります。
また、そういったスポーツだけでなく、入学式や卒業式、文化祭などといった学校イベントをはじめ、選挙時の投票所、地域の人が行うスポーツやレクリエーション活動などの際にも使用されており、災害時には避難場所として指定されていることもあります。
このように、体育館はさまざまな使用用途があり、常に大勢の人が出入りしています。広い空間ですがホコリなどが舞い、空気が汚れやすい環境となっています。
そのため、体育館は換気が必要な空気量が多いと言えます。
体育館はほとんどが、あまり風通しの良くない、熱気がこもりやすい構造となっています。
また、費用や工期などの理由から、エアコンなどの空調が設置されていないところが多いようです。
このような環境下で激しいスポーツをしていると、直接太陽の光が当たらなくても、発汗などの体温調節機能が低下し、体温が上昇することで、熱中症のリスクは高くなります。
文部科学省が作成した「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル・学校の新しい生活様式」(2021.11.22 Ver.7)によると、「広く天井の高い体育館のような部屋でも換気に努めるように」とされています。
換気ができないことで、3密(密閉・密集・密着)は避けられず、感染症の予防策を徹底することは難しくなってしまいます。
倉庫や工場の熱中症対策に開発されたファンのことで、High-Volume(大風量)+Low-Speed(低速回転)の略。
扇風機のように強風を起こすのものではなく、大きな気流を起こすもので、大空間でも快適なそよ風を届けることができるのが特徴です。
広い空間でスポーツをする体育館は、窓を開けたとしても、エアコンが設置されていたとしても、効率が悪い環境です。
大きな気流を起こせるHVLSファンは自然と同様の風を体育館全体に行き渡らせることができるため、体育館との相性が良いと言えるでしょう。
冷房・暖房といったエアコンのように大型設備投資にかかる費用や、ランニングコストが大きくかかることはありません。またCO2の削減や、地球環境の負荷軽減においても貢献することができ、省エネ性能が高いと言えます。
HVLSファンを設置することで、夏場の練習でもより良い環境で過ごすことができるようになるものの、ボールを使うスポーツの場合、「ボールがHVLSファン本体に当たってしまうのでは?」と心配する人もいるよう。
ですが、「防護ネット」をHVLSファンの下に取り付ければ、本体にボールが当たる心配は解消できるでしょう。
製品名 | SD-FAN(プレシード) |
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スペック | ■SD-FAN A-L(LC)
■SD-FAN A-M(MC)
■SD-FAN A-S(SC)
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価格 | 100~500万円(要見積もり) |
自動機省力化機器の専門メーカーとして、数々のオートメーション機器の開発を手がける「プレシード」製のHVLS大型シーリングファン。台湾メーカーのAma Tech社の製品をベースにしつつ、シーリングファンの心臓部ともなる制御装置については、国内調達した部品を使い国内で組み立てています。
主要素材に高強度のアルミニウム合金を採用し、従来品に比べて大幅な軽量化を実現。設置工数の削減や消費電力の削減など、軽量化を通じてさまざまなメリットが生まれています。
製品名 | NATURE FANS Ⅱ(タマツ製作所) |
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スペック |
■NATURE- FANS Ⅱ SDF-73
■NATURE- FANS Ⅱ ADF-67
■NATURE- FANS Ⅱ ADF-61 D8A
※ほかにも多くの製品があります。 |
価格 | 100~500万円(要見積もり) |
空気循環や暑さ・寒さ対策などの高い機能性を維持しながら、ランニングコストの大幅な削減を実現したNATURE FANS。実験を重ねた上で「正回転」のブレードを採用し、1分間に30~40回転ペースでの運転であれば、1日に缶コーヒー1本分程度の電気代に抑えることも。
加えて、オイル交換が不要なモーターを採用しているため、定期的なオイルメンテナンスが不要。1回あたり30万円程度と言われるメンテナンス費用の削減がのぞめます。体育館内の暑さ対策、熱中症対策として要注目の製品です。
製品名 | スマイルファン3EV |
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スペック |
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価格 | スマイルファン3 EV:1,540,000円 |
体育館の構造を考慮し、マッチしたHVLSファンの導入を全6校に実施。最短翌日に対応してもらえる事もあり、急な依頼で諦めかけていたワクチン接種会場への準備も間に合いました。
製品名 | Air Volution-D370 |
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スペック |
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価格 | 要問い合わせ |
スポーツジムは体育館同様、身体を動かすことを目的とした施設ではありますが、かいた汗を速乾して快適さを保ったり、熱中症を予防したりすることが常に課題となっています。HVLSファンの導入で「汗を爽やかに乾かす」と、ジム会員に評判です。
体育館はさまざまな用途で使用されますが、体育館のメイン用途は運動。
運動をすれば、当然ながら体温が上がります。冷房設備が完備した体育館は少なく、夏場における体育館での運動は、熱中症のリスクがひそんでいます。
HVLSファンを設置することで、空気が体育館中に循環して体感温度が低下。熱中症リスクにも大きく貢献することでしょう。また、カビや結露、臭いといったお悩みの解消にもつながります。
HVLSファンは、設置することで体育館の換気や熱中症対策など、さまざまなメリットを得られる優れものです。設置したことで環境改善に一役買ったという学校関係者の声も挙がっています。TOPページではおすすめのHVLSファンをニーズ別に紹介していますので、ぜひご確認いただき、導入を検討してみて下さい。