空港(整備場)において、換気は非常に大事な作業です。換気するのに相性が良い「HVLSファン」の特徴などをまとめてみました。
現在、空港や格納庫で懸念されていることの中で、新型コロナウウイルスなどの感染症が大きな割合を占めています。
「新型コロナウイルス感染症対策専門会議」によると、「換気の悪い密閉空間」が、感染が広がるひとつの要因とされています。
空港(整備場)は広い空間で天井も高いため、その分空気の量も非常に多くなります。そのため、換気があまり良い環境とは言えません。
整備場内では数多くの整備士が作業を行っています。感染者が1人でも出てしまうと、作業をストップせざるを得ない状況になってしまうことも。そのため、充分な換気が必要になります。
整備場で作業を行っている整備士には、熱中症のリスクがあります。
整備場は広く、屋根や壁は太陽の熱を直接受け、空気が通りにくい構造となっている場合が多いです。中はかなりの暑さになる上、つなぎを着て作業していると、より暑さが厳しく感じられるでしょう。
また作業工程で熱が発生する場合は、熱がこもりやすくなります。
適切な換気を行わないと、整備場内でこもった空気の排出ができず、熱中症が起こりやすくなってしまいます。
適切な換気をすることにより、人々が持つコロナウイルス感染症への心配が軽減されます。
また、空気が循環されるため湿気が滞在することがなく、カビや錆の発生を抑えることができます。異臭対策にも効果を発揮します。
働く環境が改善されることによって、整備士たちスタッフのモチベーションにも繋がるでしょう。
HVLSファンは羽根のスピード、すなわち回転風速ではなく、「大きさと風量」にこだわって開発された超大型ファンのこと。「HVLS」は「大風量低速度」という意味です。
非常に大きな羽根で多くの空気をとらえて、大規模な風の流れを作り出すといったもので、天井が高く、広々とした空間でも、対流の働きによって風が隅々にまで行き渡るのが特徴です。
HVLSファンは巨大な羽根で、広い空間に空気の対流を作り出します。そのため格納庫内のどこにいても風を感じられ、快適な仕事場となります。このことから、格納庫との相性が良いと言えます。
HVLSファンは、エアコンと併用することで、床のあたりに溜まりやすくなっている冷気を撹拌します。そのため底冷えを防ぐことが可能。
冷房なら通常より設定温度を2~3度上げることができますし、暖房なら通常より設定温度を2~3度下げることができます。
このことから、HVLSファンは省エネ性能が高いと言えるでしょう。
熱中症の「環境」における要因としては、「気温が高い」「湿度が高い」「風が弱い」などが挙げられますが、この条件が揃うと体温調整が難しくなり、熱中症を引き起こす可能性が高くなります。
HVLSファンは格納庫の隅々まで風を行き渡らせることができるため、快適な空間の実現が可能。熱中症予防としての効果に繋がります。
また、水濡れや結露・湿気を抑制し、乾燥を促進させるため、品質管理の向上も期待できます。
引用元:豊田通商株式会社公式HP(https://premium.ipros.jp/bigassfansjapan/product/detail/2000182932/)
製品名 | ビッグアスファン |
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スペック |
直径 2.5~7.3m 風量 扇風機50台分(最大) カバー範囲 最大2,500平米を1台でカバー 設置可能な高さ 30mまで 回転 低回転(56~180回転/分) |
価格 | 要見積もり |
スタイリッシュなデザインと最大直径7.3mという大きさが特徴のビッグアスファン。その大きな羽根から生み出される涼風は1台につき扇風機50台分で、1台で最大2,500平米の空間へ涼風を届けます。
空港の整備場や大型商業施設、物流センター、組み立て工場、製紙工場、体育館などをのさまざまな場所で活躍中のビッグアスファンは、世界販売累計14万台を誇るベストセラー。170以上の国々において定番HVLSファンとして信頼されている製品です。
引用元:オーウィル株式会社公式HP(https://owill.co.jp/macroair/stories/index.html)
製品名 | AirVolution550 |
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スペック |
直径サイズ 2.43~5.49m(全6サイズ) ブレード本数 6 変速範囲 1-220 RPM~1-74RPM 推奨設置間隔(半径) 18.28~28.95m 最大有効面積 371.6~1393.5m² 速度100%時の静粛性(dBA) 53~61 消費電力 730~1070W 吊るした状態での重量 65.3~85.3kg 馬力 1.05HP 動作可能な温度帯 最低-10~60℃ |
価格 | 要見積もり |
スペインや米国など、世界各国でHVLSファンが利用されています。空港と一口にいっても、待合室から搭乗ゲート、航空機の格納庫や外のタクシー乗り場に至るまで、さまざまな場所での大幅なコスト削減に寄与しているようです。
航空機の安全を守る空港の整備工。整備士たちは、良好な環境の中で集中して整備に取り組む必要があります。
一方で空港の整備場は、自然の風雨等から航空機を守る必要もあることから、場内は空気がこもりがち。HVLSファンを導入することで、夏場は体感温度が下がり、冬場は暖気下ろしで快適な作業環境となります。夏場は空調費用のピークカットも実現することでしょう。
HVLSファンは、設置することで空港や整備場の換気やコスト削減など、さまざまなメリットを得られる優れものです。設置したことで環境改善に一役買ったという航空関連関係者の声も挙がっています。TOPページではおすすめのHVLSファンをニーズ別に紹介していますので、ぜひご確認いただき、導入を検討してみて下さい。