こちらのページでは、多くの人が利用するプールに関する換気のポイントや、換気ができないことで発生する問題について紹介。さらに、プールとHVLSファンの相性などについてまとめています。プールの換気について検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
屋内プールでは、効率的な換気が行えるように、吸気の取り入れ口や排気口の位置について配慮が必要になります。また、プール内の混雑状況や設置している換気施設の能力に応じて、30分に1回5分程度、2方向の窓を全開するなど、必要な換気量を確保することがポイントです。
さらに、プール内では二酸化炭素濃度が高くなりすぎないように定期的な測定が必要となってきます。測定はプールの使用開始から中間時、中間時から終了時にかけての2時点で行われ、二酸化炭素濃度の評価は測定した平均値と基準値を比較することで行われます。
また、プールにおいては湿気対策という意味でも換気が重要です。プールにおいては水や湿気を屋内に溜めないようにさまざまな工夫が行われていますが、よりポイントとなってくるのが「空気を動かして水や湿気を乾かすこと」です。
また、すでにカビが発生している場所があればその場所は風の通りが悪いということになります。もし、周囲に風通りの障害となるものがあれば片付けを行って換気を良くしましょう。送風機などを併用して風を送ることも湿気やカビ対策の一つとなります。
プールは多くの人が利用する施設となっていますので、換気が非常に大切です。換気を十分に行わないと、塩素臭が強くなったり、二酸化炭素(炭酸ガス)の濃度が高まるため、遊泳者の健康上好ましくないと考えられています。
また、換気を行い空気を循環させると湿気を逃がせますが、もし空気の循環がない場合には結露の発生、カビの発生などさまざまな問題が出てくる可能性もあります。このように、プールという環境でも換気をしっかりと行っておくことは非常に重要であるといえるのです。
HVLSファン(High-Volume、Low Speed)は、ゆっくりと回転しながら大量の風を発生させる大型シーリングファンです。大きな羽をゆっくりと回転させることで、屋内の空気を全体的に行き渡らせます。屋内に空気の対流を生めるため、温度ムラや湿度ムラを短時間で解消できるというメリットがあります。
HVLSファンによって生まれた風に触れることによって、体の表面から気化熱を奪って体感温度を下げることも可能なので、夏場の熱中症対策としても取り入れられます。
HVLSファンを稼働させることで、屋内に発生している温度ムラを解消して快適な温度環境を作り出してくれることから、必要以上の冷房・暖房の使用を防げます。このことから、空調コストの削減が期待できるのもHVLSファンの特徴といえるでしょう。
さらに、空気の循環を生み出すため屋内の湿気ムラの解消にも繋がり、結露やカビなど防止も期待できます。
プールは天井が高いことから、天井付近と床では大きな温度差が発生します。HVLSファンを導入・稼働させて大きな気流を生み出して、屋内の温度ムラを解消できます。これは、空気の流れを作ることによって天井付近に溜まっている暖かい空気を効率的に下に下ろせるため。このことから、快適な温度環境を作り出せるとともに必要以上に暖房を稼働させる必要がなくなるため、空調にかかるコストを削減できるでしょう。
さらに、空気の循環を生むことから湿度ムラの解消にも繋がり、結露の抑制効果も期待できます。こういった面から、プールとHVLSファンは相性が良いといえるのではないでしょうか。
製品名 | NATURE FANS Ⅱ |
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スペック |
■ADF-73
■ADF-67
■ADF-61(D8A)
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価格 | 要望などにより見積もりのため要問合せ |
「風」を生み出すというよりも、優しい気流を生み出す点が大きな特徴のNATURE FANS Ⅱ。流体力学により計算し尽くされた羽根の形状により、どの季節でも快適な空間を作り出す気流を生み出します。上記では3種類のみ抜粋してスペックを紹介していますが、NATURE FANS Ⅱはファンの直径3〜7mといったように屋内の大きさとニーズによってサイズを選択できる点も特徴です。
このNATURE FANS Ⅱは、これまでに室内競技場などへの導入事例もあるように、運動する場所への設置を行うことも可能です。公式ホームページでは設置後の動画を見ることもできます。
製品名 | Powerfoil X3.0 Plus(ビッグ アス ファン) |
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スペック |
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価格 | 要問合せ |
福島県の「スパリゾートハワイアンズ」で導入された「ビッグアスファン」。冬場の暖気下ろしによる大きな省エネ効果を実証しています。
ここまでご紹介してきた通り、HVLSファンはプールにおいても活躍します。プールでは湿気対策を行うことにより、いかに水や湿気を室内に溜め込まないようにするか、という点が大きな課題となってきます。そこでHVLSファンを設置することによって空気を動かし、湿気への対策を行うことができます。
さらに、多くの人が利用する施設であることから、換気を行わないと塩素臭が強くなったり二酸化炭素の濃度が高まるといった課題もあります。HLVSファン設置によって換気を行うことでこれらの課題への対応も可能です。
プールにおける換気対策のポイントや、HVLSファンとプールの相性、また実際にHVLSファンを導入している事例について紹介してきました。
HVLSファンは、大きな羽をゆっくりと回転させて空気の流れを作り出すことにより、さまざまな効果を生み出すことが期待できるものです。季節を通じて多くの人が利用する屋内プールでは、換気対策が大切になってくることから、HVLSファンの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
こちらのサイトでは、さまざまなHVLSファンを紹介しています。ニーズに応じてどのような製品があるのかを確認できるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。