エネルギーコスト削減
倉庫・工場のエネルギーコスト削減にお悩みの方も多いのではないでしょうか。ここでは、倉庫・工場に効果的な対策をまとめてご紹介します。
エネルギーコストを削減するには
工場で使用する光熱費のうち、もっとも多いのが生産設備、次に一般設備(空調・照明等)となっています。しかし、生産設備自体の電力削減を実現するには、設備の買い替えなど非常に高いコストがかかります。このため、まずは生産設備を含めた一般設備の電気料金を見直すのがおすすめです。
新電力の見直し
倉庫・工場で多く使うエネルギーは電気でしょう。電気のコスト削減は、経営上、大きなインパクトが期待できます。そこで検討したいのは、新電力です。
新電力とは、2000年(住宅用は2016年)の電力の自由化に伴い新規参入した電力会社のこと。新電力の中から、より安い電気料金を提示してくれる会社を選び、切り替えることで、光熱費を削減できるかもしれません。既に新電力に切り替えている方でも、切り替えから長時間経っている場合は、より安い新電力が参入していたり、価格が変わっていたりする可能性もあるので、しっかりと確認してみましょう。
ただし、価格が安い電力会社は、事業撤退や倒産の可能性もあり得るので要注意。また、現在契約している電力会社を中途解約すると、違約金が発生する場合があります。価格の変動がある契約もエネルギーが不足しているときに急騰してしまいリスクが高いです。内容は慎重に検討してください。
ガスの自由化
電気の次に検討したいのは、ガスです。ガスも新電力と同様、自由化になっています。ガスの自由化は、2017年4月にスタートしました。これにより、豊富な選択肢の中から、ニーズに合ったガス会社を選ぶことが可能になっています。各社が切磋琢磨しながら料金設定を工夫したり、ポイントサービスやセット割りなどを行っていたりするので、切り替えを行うことで、ガス代を削減できるかもしれません。電気代とガス代をまとめることで、お得になる会社もあります。ガスも世界情勢などで価格が変動しやすいです。比較的価格が安定的にコントロールされている契約が良いでしょう。
LED照明などの採用
電気とガスの契約を見直した後は、使用している機器を省エネなものにするとエネルギーコストの削減につながります。
工場・倉庫では、意外と照明機器の電気代が負担になっているケースも少なくありません。照明機器は、高効率・長寿命なLED照明に換えてみてはいかがでしょうか。同じ照明数でも大幅な電気代削減が見込めます。高天井用LED照明や、LEDベースライト、LEDダウンライトなど、最近では多様なLED照明が発売されているのでチェックしてみて下さい。寿命も長いので、買い替えのコストも削減できます。
電気代削減だけでなく、「発熱量の減少によるエアコンの節約」「長寿命による交換の手間・コストの軽減」「赤外線や紫外線の放出が少なく商品への影響が出にくい」など、さまざまなメリットも期待できます。省エネ設備への切り替えは、経済産業省による補助金が支給される場合もあるので、確認してみましょう。
エアコンからシーリングファン（HVLSファン）への変更
エアコンでは「暖房をつけているけど全然暖かくならない」「床面が寒くて足から冷えてしまう」「エアコンの下は涼しいけど、離れると暑い」など、さまざまな問題が指摘されています。シーリングファン（HVLSファン）なら、空間内の空気を循環させ、室内の温度を均一化。これまで床面までを温めるために設定温度を上げていた分の消費電力を大きく削減してくれます。
静音性に優れたファンを選べば、業務の妨げにもなりません。また、省エネなタイプを選べば、室内全体に大きな気流を作れる一方、電気代はたったのコーヒー約1杯分で済むようなシーリングファンもあります。たとえば、業務用の空調機の電力コストが月に数十万円かかるのに対し、HVLSファンなら月に1万円以下に抑えることが可能です。
※参照元：プレシード公式HP（https://www.preceed.co.jp/sdfan/）
※参照元：タマツ製作所公式HP（https://nature-fans.com/features/）
工場では、建築基準法で必要な換気の回数が定められています。換気扇での換気の場合に必要な換気量は、「1人が活動するのに必要なスペース」と「人の呼吸量」からの算出です。法律で定められるほど大切な換気がHVLSファンを導入することで自然に行えます。
エネルギーコスト削減に取り組むメリットは？
倉庫・工場が省エネに取り組むメリットは、エネルギーコストの削減によってできた分の利益を、設備投資や人材教育費など、倉庫・工場の運営で必要な経費に回すことができる点です。業務が効率化され、従業員の生産性やサービス自体が向上すれば、売上増加、さらなる従業員の意識向上、職場の活性化にもつながるでしょう。
さらに、企業の省エネ対策は、SDGs（持続可能な開発目標）の達成という 世界的な取り組みにもつながっていきます。 省エネ対策に力を注ぐことで投資家の注目を集められれば、資本拡大を行うこともできるかもしれません。
省エネ方法には、電気・ガスの契約内容の見直しや省エネ設備の採用、シーリングファン（HVLSファン）の導入などがあります。得られるメリットを確認して、積極的に取り組みたいです。
結局どれが楽で、費用対効果が合う？比較まとめ
エネルギーコストの削減には、新電力の見直し、ガスの自由化、LED照明などの採用、シーリングファン（HVLSファン）の設置などが挙げられます。どれか一つではなく、併せて行うことで、より大きな効果を実感できるでしょう。
中でもおすすめなのが、省エネ性に優れているシーリングファン（HVLSファン）の設置です。大型設備のため、初期費用はかかりますが、低ランニングコストで快適な環境を長く維持してくれます。
大型シーリングファン
おすすめメーカー3社
本サイトでは、数あるHVLSファンの中でも他社に負けない強みを持った3社を紹介します。
この夏の暑に備えたい方は、お早めにご検討ください！
スペック比較
| 社名 |
高品質でコストを抑えた HVLSファンをお求めなら プレシード （SD-FAN） |
自社施工の企業に 依頼をしたいなら タマツ製作所 （NATURE FANS Ⅱ） |
日本にファンを持ち込んだ パイオニアに頼みたいなら 豊田通商 （BIG ASS FANS） |
|---|---|---|---|
| 製品名 | A-L |
ADF-73(D6A)
画像引用元URL：https://nature-fans.com/product/
|
Powerfoil X4 Plus
画像引用元URL：https://www.bigassfansjapan.com/powerfoil/
|
| 会社概要 | 機械装置メーカー | 金属加工会社 | 商社 |
| 生産国 | 日本 | 日本 | アメリカ合衆国 |
| 消費電力 | ～0.8kW | 公式サイトに 記載なし |
～2.4kw |
| 風量 / 分 | 14,900m3 | 14,200m3 | 扇風機 50台分（最大） |
| 総重量 | 84kg | 102kg | 157kg(最大) |
| ブレード数 | 5枚 | 6枚 | 8枚 |
| 保証 | コントローラー・制御部品：10年保証 モーター：20年保証 その他ブレード等：10年保証 |
PMSM永久磁力同期モーター：3年 ブレードとモーターの接合箇所： 15年 |
公式サイトに 記載なし |
| 納期 | 最短2週間 | 要問合せ | 要問合せ |
| 公式HP |
・プレシード（SD-FAN）…11社の中でもっとも軽いため稼働効率が良く、省エネ性能が高いファンを扱うメーカー
・タマツ製作所（NATURE FANS Ⅱ）…代理店制度をとらず、1社による施工を行なうメーカー
・豊田通商（BIG ASS FAN）…HVLSファン（大型シーリングファン）メーカーにおいて日本でもっとも早く取り入れたメーカー
HVLSファンで得られるエネルギーコスト削減以外のメリットは？
HVLSファンは、羽根をゆっくり回転させ、大容量の風を起こせる大型ファンのことです。一カ所に冷気や暖気の溜まりを作らず、空気を攪拌することで、エアコンの空調効率が高まります。この効果によって月々の電気代の削減が可能です。
実は、HVLSファンには、エネルギーコストの削減以外にもメリットがたくさんあります。換気を促せるため機器の錆やカビ防止もそのひとつです。機器の状態を維持できるため、修理や買い替えなどのコスト削減につながるでしょう。
また、臭い対策・鳥害対策にも効果があります。夏はエアコンの効率がアップすることで熱中症対策にも効果的です。工場・倉庫内の環境が改善されるため、人材流出を防ぐことにもつながります。
エネルギーはもちろん、様々な面からコスト削減に取り組みたいと考えているなら、HVLSファンの導入を検討してみてください。
※参照元：プレシード公式HP（https://www.preceed.co.jp/sdfan/）
※参照元：タマツ製作所公式HP（https://nature-fans.com/features/）